福を司る神様を巡る 新宿山ノ手七福神めぐり

こんにちは。 

 パワースポット・パワーストーン・笑顔が

大好きなアテンド教師 岩井 直博です。

 

新宿山ノ手七福神では、お正月に限らず

年間を通じて、ご朱印・宝船・ご尊像等

が用意されています。

神楽坂の毘沙門天様は金運&福運が授かる!

毘沙門天は「多聞弁」とも呼ばれ、福徳、

知恵、美貌、力、能弁など様々な願いを聞

いて福を授けてくれるとも言われています。

武将の姿をしていることから江戸時代以降

は勝負事のご利益があるということで庶民

から将軍まで様々な人から愛され続けて今

日に至ります。

拝んだあと、本堂隣にある社屋で御朱印

ご尊像、そして新宿山ノ手七福神巡りの地

図をもらってきました。

 

経王寺は慶長3年(1598年)に尊重院

日静上人という僧侶が開いたお寺です。

大黒天は財運や開運のご利益があると恵比

須様とセットで親しまれているほか、大地

を司ることから農業の神様としても崇めら

れています。また経王寺の大黒天は幾度の

火災で焼けることなく残ってきたことから

「火防せ大黒」とも呼ばれています。

 

七福神巡り3か所目。弁財天を祀っている

その神社の名前は「厳嶋神社」です。

王徳3年(1086年)に奥州征伐へと向かう
源義家がここで戦の勝利を祈願し、奥州平

定後に御礼として神社を立てたと言われています。

南北に伸びる参道、そして苦難を乗り切っ

たことから「抜け弁天」とも呼ばれ、江戸

時代から江戸の六弁天のひとつとして親し

まれています。祀られている弁財天は七福

神唯一の女性で水の神様とされています。

それもあってか境内の手水鉢の脇には池があります。

そんな弁才天は五穀豊穣の神として崇めら

れるほか、女性ということから美や音楽、

芸能の神様ともされています。

御朱印ですが1月7日までは厳嶋神社でもら

えるのですが、それ以外の時は西向天神社

という別の場所でもらいます。

すぐそこへ向かってもいいのですが、この

近くに福禄寿と寿老人を祀っているお寺が

ありますので、そちらに行ってから向かうことにします。

 

続いていくのは寿老人を祀っているお寺です。

抜け弁天の交差点を渡り、住宅街を通るこの

道をまっすぐ進んでいくと右手に法善寺があります。

法善寺で祀られている寿老人はお酒が好きな

頭の長い神様で、桃を持っている姿や鹿を連

れている姿で描かれることが多いです。

桃と鹿は長寿の象徴とされ、長い頭は知識や

礼儀を表しています。また福禄寿と同じく

南極星の化身とされ、海外では同一の神様

と扱っている地域もあるとのことです。

 

福禄寿が祭られている寺院は厳嶋神社が安

置されている「抜弁天」の交差点を渡って

すぐのところにあります。

それがここ大久保山永福寺です。中に入る

と小さな祠のようなものがあります。ここ

に福禄寿が祭られています。

福禄寿は頭と体が同じくらいの大きさをし

た姿をした神様です。大きくはないけれど、

見ごたえのある大日如来像がお出迎えしてくれます。

南極星の化身と称されていて、幸福、身分

(俸禄)、長寿という道教で理想とされる

3つの徳に関わる神様だとされています。

拝み終わった後、例に漏れず御朱印とご

尊像を受け取ろうとしたのですが、社屋

が見当たりません。お寺の脇にある住居

のような門構えのところで聞いてみると、

ここでもらうことができました。

 

厳嶋神社御朱印をもらうために西向天

神社へと向かいます。

永福寺を出て右手に真直ぐ、坂を下って

左手のトンネルを通りこの道を真直ぐ進

んでいくと左手に石段があり、そこを上がると

に西向天神社があります。緑の多い境内は

かなり広く、ちょっとした公園や富士塚

なんかもあったりします。

 

西向天神社の鳥居を出て、真直ぐ行くと階段

があり、ただ真直ぐ10分歩くと、稲荷鬼王神社

に到着する。ご利益やみどころ、聴きどころ?

がギュっと詰まった神社は、都営大江戸線

東新宿駅」からだと徒歩3分。アクセスがいい!

境内には「夜泣き封じ」の御利益がある鬼の

「水鉢」や、地中から響く音?に魅せられる

「天水琴」や「水琴窟」があります。

耳を澄ますと、地中から弦を弾くような、微か

な響きが聴こえてくる。滴りが作り出す、可憐

で、聴くたびに不規則に変化する余韻が耳の奥

にしみこみ人の心を包みこ見ます。ぜひ一度、

竹筒に耳を近づけて聴いてみてはいかがですか。

こちらの祭神は事代主命恵比寿神として、

新宿山ノ手七福神の一つに数えられています。

よって別名(開運)恵比寿神社とも呼ばれています。

境内社三島神社」のわきに「かえる石」
があります。恵比寿様をお参りしてから、

この石に手水を柄杓でかけてさすりながら、

心の中で次の言葉を三度唱えると、その

願いが叶えられるとのことです。

一日の無事を願う人、あるいは交通事故

や旅行安全を願う人は「無事かえる」、

開運を願う人は「良き運にかえる」、

金運を願う人は「金かえる」、縁結びを

願う人は「想い人の心が自分にふりかえ

る」あるいは「待ち人かえる」、健康を

願う人は「若がえる」、あらゆる願いを

「カなエル」と三度唱え、その後もう一度、

恵比寿様にお参りすればいい!

都内観光のついでにでも足を伸ばせば、
御利益多き神社であります。

 

最後の神社へはまず区役所通りを進み、

新宿六丁目の交差点、新宿五丁目東の

交差点を通って花園通り真直ぐ行くと

新宿公園という公園が見えてきます。

公園の脇を通り、塀伝いに歩いて行く

と、やがて広いお寺にたどり着くこと

ができます。霞関山大宗寺です。

太宗寺で祀られている布袋尊は実在し

た人物で中国の禅僧で常に笑顔で人と

接していたそうです。持ち歩いている

大きな袋にはお布施でもらったものが

入っていると言われています。一部では

袋は穏やかな性格を作る堪忍袋ともさ

れています。そんな布袋尊は財産賊与

や笑門来福、夫婦円満や子宝といった

ご利益があるとされています。

江戸六地蔵の第三地蔵である菩薩坐像。

額に三日月形を戴いた三日月不動像。

都内一の大きさを誇る閻魔像や願いが

叶ったら倍の量の塩をかける「塩地蔵」

といったものまであります。

様々な文化財がある不思議なお寺です。

最後になりますが、福を司る神様を巡る七福神巡り。

その幸運を引き寄せるためにも一度それぞれの神様

を巡ってみてはいかがでしょうか。